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一括りに「麻」と言っても植物としては数十種類あります。
布製品に付ける「品質表示」の観点から言うと日本国内で「麻」として表記できるのはラミー(苧麻)とリネン(亜麻)だけです。

ラミーは中国や東南アジアでも収穫されており、比較的安価です。
植物繊維の中でも最長・最強と言われ水を含むほど強くなります。この特性を生かすべく、ラミーは船舶のロープや農作物運搬用の布袋に使われているほか、浴室用のボディタオルなどにも用いられています。

一方リネンは比較的寒い地域で収穫されますが、続けて同じ畑で栽培すると収穫量が減り、品質も低下するため5年以上の周期で畑を休ませなければなりません。
このため収穫量は年々減少している傾向にあり、特にシルクを思わせるような光沢のある上質のリネンはクラスボルスにとって不可欠ですが、毎年その確保に苦労しています。





洗濯機に入れる前に、50℃前後のお湯に30分以上浸け置きすることがコツです。繊維を柔らかくしておくと、汚れも落ちやすくなります。
 
 
洗濯中も50℃前後のお湯が効果的です。浸け置きなしにすぐに水で洗ったりすると、汚れが落ちにくくなるだけでなく、麻の繊維がポキッと折れて,アイロンでは取れないシワになる恐れがあります。
 
 
粉石鹸や液体石鹸がお勧めですが,蛍光剤や漂白剤の入っていない洗剤でも大丈夫です。蛍光剤は麻繊維にダメージを与えて、毛羽立ちの原因になりますので“要注意“。
 
無漂白とホワイト以外には、衣類用液体漂白剤が使えます。ソースや醤油、ワインなど色素の強い汚れは、一度乾いてしまうと布が「染色」されてしまいますので、漂白剤でも落ちにくくなります。
 
洗濯糊は、使わない方が光沢良く仕上がります。
 
脱水は1分以内。
 
乾かさずにそのままアイロンを掛けるのが、一番綺麗に仕上がります。アイロンの温度は中温(綿)で。一般のアイロンでは、「麻」は高温にセットされいますが、実際は80℃以上の熱には弱く、これもまた毛羽立ちの原因になります。

 


スウェーデンでは、食事中にシミを付けてしまったら、その部分に塩をかけて、応急処置として汚れを塩に吸い取らせたりします。フランスでは炭酸水をかける、という人もいます。いずれにしても、その部分が乾く前に洗うことがポイントです。
 
 
ナプキンについた口紅は、入浴用の固形石鹸が最も効果的。その部分だけお湯でなく水で洗います。お湯だと口紅の油脂成分が溶けて繊維に染み込み、色素も一緒に入り込むので繊維が染色されてしまいます。
 
 
クリーニング屋さんに出す場合は、ドライより水洗いの方が上手に仕上がるようです。ただし、麻100%だと受けてもらえないところもありますので、店頭で相談してみてください。仕上げは、ベッドシーツなどに使われるロールプレスが、リネン特有の光沢やシャリ感よく仕上がります。

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